12/4
川端先生の「『戦争と平和』を読む」、昨日で3か月分終わって工程の半分到達、と思いきや、2000年の初回放送では12月28・29日放送の27・28回があり、それは再放送時の2002年前期は「放送の関係上、割愛」となっていた。
というわけで、今日はその27・28回。
幕間として「『戦争と平和』という書物について断言」
明日からの7月分。
12/5
川端先生の「『戦争と平和』を読む」29・30・31回(カセットテープが120分用で、片面に3回分入っていた)
ピエールがナターシャを慰め、お互い気持ちが少し落ち着く場面に。そしていよいよ、小説の後半に。
12/6
川端先生の「『戦争と平和』を読む」、後半の始まり、第三巻第1部第1章冒頭、歴史的宿命観の表明
"Сердце царево в руце божьей".
箴言21-1
*руцеやбожьей(女性単数前置格)は教会スラヴ語
現代ロシア語の聖書だと
Сердце царя — в руке Господа, как потоки вод:куда захочет, Он направляет его.
聖書協会共同訳だと「王の心は主の手の内にある水路。主は御旨のままにその方向を定める。」
Вчера я купила в «Секайдо» стеклянную ручку и чернильницу, чтобы попрактиковаться в написании рукописи в серии статей Светланы Латишевой «Книга скорописи».
Сегодня я попрактиковалась в письме стеклянной ручкой.
Я до сих пор не умею хорошо писать. Когда я начинаю писать, линия оказывается такой толстой, что чернила растекаются.
Мне удавалось написать 3-4 строки, один раз окунув стеклянную ручку в чернильницу.
12/7
川端先生の「『戦争と平和』を読む」35・36回
スモレンスク陥落、アンドレイの軍敗走の場面。
今日で7月分が終わり、3分に2まで到達。
井桁貞義先生が亡くなられていたとの知らせ。
ちょうど2006年前期の振り返りをしていた。
当時は講座を聴いていて、エレーナとたかきが交際、結婚(6月のテキストで既に!)、出産、子育てと目まぐるしくストーリー展開、しかも私には全く身近でない話題なので、結構退いていたが。
直接教わったことはなく、ラジオ講座を聴いていただけだけど、懐かしく、残念に思う。
12/8
川端先生の「『戦争と平和』を読む」
37・38回 ボロジノの戦い
8月分に突入
12/9
今は亡きシネ・ラ・セット(有楽町)の「レモネード・ジョー」のチラシに、「ピストルニク=ガンマン」とメモしてあった。
チェコ語でガンマンはピストルニクなんだな。
この可愛らしい東部劇映画にふさわしく可愛い響きだ。
川端先生の「『戦争と平和』を読む」、8/10の第40回の録音が上手くいかず、3度目挑戦中
モスクワ退却の場面。
12/10
Вчера, когда я практиковалась в скорописи, мне хотелось так спать, что я много раз прекращала писать, оставляя на тетради множество чернильных пятен.
Тетрадь, куда должны были переписывать знаменитые отрывки Чехова и Л.Н.Толстого, превратилась в печальное зрелище.
川端先生の「『戦争と平和』を読む」41・42回、ピエールと農民カラターエフがフランス軍の捕虜となった場面。
カラターエフはトルストイが理想化したロシアの農民像で、こだわりを持たずにひょうひょうと生きている。
でもフランス軍に射殺されてしまう。おろおろするばかりのピエールは生き延びるのだが。
12/11
川端先生の「『戦争と平和』を読む」43・44回
とうとうアンドレイが亡くなる場面。
死のイメージがあまりにもありありとしていて恐ろしい。
レフ・トルストイ、当時からして「死んだ経験があるんですか?」と問いたくなるような迫真の描写。
12/12
Я записала документальную программу NHK «Мы никогда не перестанем лаять», которая вышла в эфир позавчера и вчера.Это документальный фильм, рассказывающий о тяготах и невзгодах журналистов, работающих в России до и после военного вторжения на Украину.
粛清時代からの当局から弾圧された人々の記録の掘り起こしや名誉回復のための活動を続けていた人権団体メモリアルやラジオ「モスクワのこだま」、TVドーシチ(雨)の人たちが何とか検閲や過激団体指定を免れて声を挙げ続けようとする苦闘は観ていて本当に辛い。
最後に「ノーパサラン」に「阻止するぞ」という字幕がついていたが、このスペイン語には「奴らを通すな」という定訳のようなものがあるではないか。格別文脈に沿ったとも言えない言葉をなぜ字幕にするのかな(もちろん誤訳ではないが)。
それと、著名なTV会社Дождьをわざわざ英訳交じりで「レインテレビ」にするのもわけがわからない。外国の代理人じゃないんだからさあ
さて、川端先生の「『戦争と平和』を読む」45・46回
いよいよ8月分が終わり、残り1か月分。
フランス軍の捕虜になっていたピエールがデニーソフやドーロホフのパルチザンに救出される場面。
12/13
『戦争と平和』、マリヤとニコライの運命が決せられる(川端先生の言)場面。
私は、ヒロインのナターシャよりもマリヤの方が好きだ。
あと4回で終了になる。
昨日の日記が保存されていない・・・。
遂に明日で『戦争と平和』が終わる、と書いたが、消えているわ。
そして、今日は遂に川端先生「『戦争と平和』を読む」完結。
あれ、こんなにコンパクトな解説だったかなと。
別のシリーズでも「戦争と平和」の講読があったのか、エレーヌやドーロホフの回があったような
気がするのに。
でも、川端先生の解説は興味深かった。日本語でだが、再読したい。
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