2025年6月10日火曜日

ゴガクルより 川端香男里先生『戦争と平和』を読む 1~26回

 

画像はかつて鳩山会館で行われたトルストイ映画化作品の衣装展から

去年11月頃からやっていた、川端香男里先生の「『戦争と平和』を読む」についてのゴガクルピックアップ(拾い漏れがありそう)

2024/11/23

川端香男里先生の「『戦争と平和』を読む」5・6はアンドレイ宅でアンドレイとピエールの会話の場面。


クラーギン家の人物がギリシア系の名前でフランス読みされているとの指摘(但しテキストには反映されていないものもある)。
長男イッポリート
二男アナトール(テキストではロシア風にアナトリー)
娘エレーヌ(テキストではエレン)

2024/11/24

川端香男里先生の「『戦争と平和』を読む」今日で4月分が終わり、次から戦争の部へ。
今日やった7回8回はボルコンスキー老公爵の描写。
この人物は周囲の人をいろいろ不幸にした。
アンドレイ、リーザ、ナターシャ、マリヤ。
彼よりも長生きしたナターシャとマリヤは彼の圧力から脱して幸せを掴んだ。
なので、好きな人物ではない。
川端先生は、ボルコンスキーの専制的な思考を「時代柄しかたないでしょ」と軽く流していたが。

2024/11/25

川端香男里先生の「『戦争と平和』を読む」9回・10回
今日はいよいよ戦争の場面で、ニコライ・ロストフの戦争体験シーン。
戦場にいて、真横の軽騎兵が撃たれるが、自身は何もすることがなく、倒すべき相手も見えない、との描写。リアリストのレフ・トルストイの筆が冴える。

2024/11/26

川端先生の「『戦争と平和』を読む」11・12回
非嫡出子ピエールが遺言によりベズーホフ家の莫大な財産を相続し、世間の目が変わって・・・という場面。
クラーギン家がピエールとエレーヌ、アナトールとマリヤとの結婚を画策。

2024/11/27

川端先生の「『戦争と平和』を読む」13・14回
アンドレイの戦闘、そして臨死体験場面←この長編小説の中でも名場面中の名場面

2024/11/28

川端先生の「『戦争と平和』を読む」15・16回
いよいよナターシャ登場。
髪と目が黒くやせすぎで不細工、歌も息継ぎがなっていなくてまだまだだけれど聞きほれる声、とナターシャの魅力をリアルに描くトルストイ。
と、それを細かく解説する川端先生。
やはり講座が20分で、月~木が入門編、金・土が応用編のこのころはじっくり文学の読解ができてよかった。

2024/11/29

川端先生の「『戦争と平和』を読む」17・18回
今日で5月分が終わり、1/3まで来たことになる。
アンドレイがロストフ家に泊まり、はしゃいだ挙句「さあ、お休みしなきゃ!」というナターシャの声を階下の部屋でアンドレイが聞いている場面。
戦場で瀕死の負傷、妻リーザが出産後に急死という鬱々とした心境のアンドレイにはつらつした幼いナターシャが鮮烈な印象を残す。

2024/11/30

川端先生の「『戦争と平和』を読む」19・20回
いよいよ舞踏会でアンドレイとナターシャがワルツを踊る場面。
ボンダルチュクの映画では屈指の名シーンで、バレエ学校出身のサヴェーリエワがはつらつとダンスを披露する美しい場面が目に浮かぶ(後に狩りの後で農家でのロシアの舞踊をするナターシャを眺めてニコライが感慨にふけるシーンともども、やはりバレリーナを目指していた彼女の魅力がいかんなく発揮されるところ)。
残念なことに、19回の冒頭(10秒くらいか?)の録音が少し欠けていて途中から始まる。

2024/12/1

川端先生の「『戦争と平和』を読む」19・21回
ニコライ・ロストフが狩りに興じているシーン

2024/12/2

川端先生の「『戦争と平和』を読む」23・24回
アンドレイと婚約後、姑男ボルコンスキー公爵に邪険にされて傷心のナターシャが気を紛らわせるためにオペラ鑑賞。
しかし、自然派のレフ・トルストイ、人工的な、約束事だらけの総合芸術オペラが嫌いで、皮肉な書き方に終始。異化って、こういう意味でも使うのか。

2024/12/3

川端先生の「『戦争と平和』を読む25・26回
今回で6月分が終わり、行程の半分に達した。
ナターシャの駆け落ちが阻止され、それを聞いたピエール驚愕の場面。




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