第3回 25 апреля 2006 г.
今回は、先週の「フース・ヒディンク現オーストラリア監督がワールドカップ後にロシア代表監督に就任することになった」という記事の後半部分の解説をします。「~-летний」の形がたくさん出てきます(教科書に登場する「лвухэтажный」と同じ原理です)ので、覚えておきましょう。
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註)この元記事は、UEFAのサイト内では既になくなっていましたので、こちらを参考にしてください。
В воротах голландцу предстоит положиться на 20-летнего Игоря Акинфеева, а в
защите на месте в основе наверняка будут претендовать 23-летние армейцы братья
Березуцкие, 26-летний капитан ЦСКА Сергей Игнашевич и 23-летний Александр
Анюков из "Зенита".
ヒディンク氏は、正GKには20歳のイーゴリ・アキンフェーエフを起用するつもりだ。一方、DFの主軸にはきっと23歳のЦСКА選手、アレクセイ&ヴァシリー・ベレズツキー兄弟、26歳のЦСКА主将セルゲイ・イグナシェーヴィチ、そしてゼニットから23歳のアレクサンドル・アニュコフが入るだろう。
*воротах(複数前置格)<ворота(複数形のみ) cf:複数生格はворот
*голландцу(男性単数与格)<голландец предстоять「(与格)にとって(不定形)が予定されている=(与格)は(不定形)を予定している」の要求で与格に。
*20-летнего(двадцатилетнего)(男性単数対格)<двадцатилетний
23-летние(двадцатитрехлетние)(複数主格)<двадцатитрехлетний
26-летний(двадцатишестилетний)
23-летний(двадцатитрехлетний)
数詞+単位で作る合成形容詞の数詞部分は生格形(合成数詞の場合、それぞれの部分を生格にする)ですが、例外が1000(тысяча)→тысяче-です。
*защите(女性単数与格)<защита「ディフェンダー」(集合名詞)
*армейцы(複数主格)<армеец cf:複数生格はармейцев
※文法以外の解説
・голландец(オランダ人)は言うまでもなくフース・ヒディンク氏のこと(ロシア語の文章では、しばしばこのように同じ言葉の繰り返しを避けるための言い換えが行われます)。
・армейцыは「軍人」ですが、ここではЦСКА選手のこと。ЦСКАは正式名称「軍中央スポーツクラブ(Центральный спортивный клуб Армии)」なので、ЦСКА選手たちはこのように呼ばれます。
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