2025年7月12日土曜日

地名が出てくる諺 2020年3月21日

「トゥーラのサモワール」の話がオクブカ・グラマチカで出てきたので、ゴガクル内を検索した。 

おぼえた日記

2020年3月21日(土)



今回のシネマヴェーラの特集上映は観に行かなかった(三千人劇場やアテネ・フランセ文化文化センター等のソ連映画特集で何度か観てDVDも入手したので今回は観に行くのは見送ったが)が「モスクワは涙を信じない」も”モスクワ・トリオ・フィルム”の一角で(だから「私は二十歳」の上映があったら完璧だった)ロシア語のクラスメイトによれば今は亡きシネマとうきゅうスクエアでのロードショー当時満席で通路にも人が溢れたという。伝説的な作品。

ソ連のメロドラマという新鮮さと当時の日本の状況にも合っていたのだろうか、クラスメイトの話がなんだか信じられなかった。

最初に観た時(90年代半ばだったと思う)はバターロフの印象がとても悪かった。自分が相手の女性より職業上の地位が低いのを気に病むなんて面倒であほな男だと思った。全体にかなり保守的な雰囲気で、当時のソ連でこれがヒットしたというのがちょっと不思議だった。アレクサンドラは宮沢りえ似美少女である。


モスクワは涙を信じないМосква слезам не веритという諺、”モスクワでは泣いたって誰も助けてくれない”という意味にとると、実は友人たち親身になって助けてくれるじゃないかという気になる。元々は”権力に涙は通じない”、泣いたってお上は容赦しないということだったのが、一般的な用途に拡大していく

泣いていたって物事は進まないでしょ?さあ涙を拭いて!と励ます言葉になっていく。でもそれはひとしきり泣いてから添える言葉だと思うんだ。


地名の出てくる諺

モスクワは涙を信じないМосква слезам не верит

舌があればキエフまで行けるЯзык до Киева доведёт.

トゥーラにサモワールを持参するЕздить в Тулу со своим самоваром.


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Kocmoc さん

tosha さん

試練が続きます。

私自身も企画していた集まりが続けざまに延期になって、3連休ちょっと暇になったものの、なんかやる気でなくてごろごろすることに。

(ここで大掃除とかもやる気になれない怠け者です)


皆冷静になって危機を乗り越える知恵と勇気を持てますように。

2020年3月21日 17時43分

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tosha さん

コメント、ありがとうございます。

今年は何とか年を超えることができたという感じです。

コロナのために、年末年始の買い物はできなかったし、少し前にはアメリカとの緊張。

今年こそ、少しは落ち着いてくださいと大きな声で叫びたいほどです。

2020年3月21日 13時42分

役に立った! 1人


※英語ではcarry coals to Newcastle 「無駄なことをする」直訳は「ニューキャッスルに石炭を運ぶ」。

※イタリア語ではportar vasi a Samo 「サーモス島に壷を運ぶ」。 

※元々は古代ギリシャ時代の喜劇作家アリストファネス(紀元前448?-380?)の『鳥』にある glauk Athenake 「アテネへフクロウ」である由。



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